H.O さん ♂ 50代

 

レッスン開始されたのって2年ぐらい前でしたっけ?
2年くらいなりますね、早いですね(笑)

そうですね(笑)開始当初のギター歴ってどれぐらいでしたか?
えっとね、結構なっててちょっと(記憶が)怪しいですけど6〜7年いってたと思います。

ここに来る以前は別の教室に通ってたってお話しされてましたよね?
はい、ジャズとかにも興味があって、ジャズってアドリブでやるじゃないですか。凄いなあ、良いなあ、カッコイイなあって単純に思っていて。
その教室もテクニックの基礎はやってくれるし曲(のレッスン)もやってくれるんですけど、教科書通りに進むので、アドリブなんて項目はまだまだなくて。それと仕事が忙しかったのもあって一旦やめた感じでした。

グループ(レッスン)でしたか?
グループです、3人。

あ、なるほどなるほど、グループだとちょっと難しくなりますよね。
レベル的に近い人を集められてるんですけど、(やりたい事は)3人それぞれだし、中々好き勝手に「こういうのってどうやるんですか?」「ドリアンって何ですか?」とかそんな事は出来ないので(笑)

あ〜うんうん(笑)
その教室をやめてから改めてここに来てみようと思ったキッカケは何でしたか?
やっぱりギターをやめたいと思ってた訳ではない一方で相変わらず仕事は忙しくてそればっかりになっちゃって、一人だと絶対練習やらないで過ごしてしまう(笑)
(そんな中で)レッスンがあるとその為にって言う意味ではないですけど、やっぱり練習しようっていうモチベーションに繋がるし…
(今までは)タブ譜を見てなぞるだけが練習だと思ってたんですけど、教室に通わなくなるとそれ自体もやらないでいてしまってイマイチ繋がらないな、勿体無いな、と。で、ここのホームページ見て、こんな事が学べますって箇条書きになってる所がありましたよね。

あ、はいはい、書いてますね!
そこにスライドギターとかもありましたよね。特に決まった教科書はないっていうのも読んで「自分の知りたい事が出来るんじゃないか」「そっちの世界が見てみたい」「どうやってあんなに自由に弾くんだろう」っていうのにやっぱり興味があって。未だ奥深いですけど「何であんな事出来んだ!?」って(笑)

やればやる程奥深いですよね(笑)
深いですね(笑)ジャズは聴くんですけど、曲の中にテーマがあって各楽器がソロ回すじゃないですか。
あれがカッコ良くてどうしてあんな事が出来るんだろうって。

うんうん、僕も10代の頃そうだったんですけど、知りたい事とか出来るようになりたい事って多いんですけど、そもそも誰に何て質問したら答えて貰えるのかが分かんなくて、余りにも「漠然として分からない事だらけなんだけど、知識がないから質問の仕方も分かんない」みたいな…モヤモヤしちゃいますよね。
そうそう、それもあるし今の話で思い出したんですけど、幾ら教則本とかYouTubeとか見ても答えに辿り着かないんです。
本見てタブ譜通りに鳴らしても「(単に)同じ音が鳴った」っていう所にしか達しなくて、それっきり身に付かないんです。

教則本での独学を経験された上でここに来た方々は皆さん同じ事を感じられてるみたいですね。
これってやっぱり本に書かれている事を理解する前提としての基礎技術とか知識みたいなものがあるかないかで、教則本をちゃんと役立てられるかどうかが変わってくるんですよね。
は〜うんうん、そこですね。だからやっぱり先生に習うのが良いって思いましたね。

実際ここに来る前と後とでこの教室に対する印象は何か変わりましたか?
まずね、先生のテクニックには驚いてばっかりで、それはそれであるんですけど、音の数より指の動きがあんまり見えない…スムーズだ、これが上手い人の動きなんだ!って思ったのがあります。何でしょうね、殆ど動いてる様に見えないのに音は凄い鳴ってるな、みたいな(笑)
ちょっと質問とズレたかも知れないですけど、そんなイメージがありますね。
後は一番…よく私も自分で言いますけど、「これとこれ、繋がってたんですね!」みたいな。それが大きいですね。

確かにOさんはレッスンの度に良くそういうリアクションをされてますよね。点々と触れて来た別々の知識が実はこんな風に繋がっているんだ、っていう事を知らない状態でいるのって、結構他の皆さんも同じだったりするんですよね。
ギターってこの指板の中にどれだけのものが詰まってるんだ、ってよく感じますね。
同じ指板を持ってるのに、何で先生ってこんなに色んな音が出るんだろうって常に思ってます(笑)

僕も学生の頃は同じ様にプロの音を目の当たりにして同じ様に感動してましたね。
そうなりますよね、只々圧倒されるっていう。
私これもいっつも同じ事言ってるんですけど、(技術・知識の)パーツを持ってたんだけど組み合わせが出来てなくて、道具箱にただ入ってただけ(笑)先生の話を聞いてよく見てみたら「何だ、これあったんだ!? 持ってたよ!」って(笑)しかも「こう使うんだ!?」ってのを教えて貰ってますね。

先生って「練習大好き、楽しんで練習しましょう」って印象があるんですけど、例えばウェイトトレーニングとかルームランナーで走りましょう(的な基礎トレばかり)ではなくて、何ていうんでしょう…うまく言えないんですけど「音楽やりましょう」って、いつもそういう教え方をされてる印象で、逆に「スケール上がって下がってばっかりやっちゃダメだよ」って教えて頂いてますし、今日のレッスンも「ここに1つコードの音が入るだけで音楽的」っていうのを、頭では分かっててもモノを見せて貰うと「おお…!」みたいな(笑)
実はこことここ、これだけなの!? みたいな、こぉんなんじゃなくて、これだけでそんな音出ますか!みたいな(笑)そういうの(を学ぶの)はやっぱり本だけでは無理かなあって印象ですね。

現状では興味の対象になっている技術とか知識は満足に学べている様で嬉しいです。
はい、レッスンとして満足なんですけど…自分が出来てないだけで(笑)ほんとに、ちゃんっと吸収出来てれば今頃はもう少しアドリブ弾けてるんじゃないかなって(笑)先生の弾き方を見せて貰うと「は!なるほど…!この音をこう足せば〇〇っぽくなるのか!」で、コードを鳴らして(その時の議題の)スケール弾いて貰うと「カァッコイイ〜///」って、大体は(パチパチしながら)感動して帰って頭から抜けてるっていう(笑)本当に中々定着しないですけど(笑)

(笑)でもそういう部分もレッスンの楽しみの一つみたいに捉えてる方も多いですね(笑)
ステージ観るのと同じでこっちのリクエスト通りに弾いて貰えるんで(笑)そういうのも大事ですね。

前回、前々回に聞いた事と同じ事を「また聞いても良いですか?」って言えば何回でも教えて貰えるし。

では最後に、これを読んでいる方に何かアドバイスはありますか?
私今50代なんですけど、同年代の方で「これからギター始めたいなあ、でもどうかなあ…」って方もいると思うんですよ。
でも先生レベル合わせてくれるので、きっとそこは大丈夫だと思うので。確かに物覚えは悪くなるかも知れないし、指も動くのかなあとかもあるかも知れないですけど、まずやってみるのが良いんじゃないかって私は思います。
例のスキャロップを買った話とかもあったじゃないですか。そこから時間が経ってスキャロップじゃないギターに持ち替えた時に「あれ、今日音出ます先生!(笑)」ていう。レッスンでやってると何かしらきちんと改善されていくんだなって。なので50代で迷ってるとすれば、いやいや少しずつでも前に進めると思うよ、って伝えたいですね。
(これからの人生を考えると)今が一番若いわけだから、やりたいんだったら今だよ!って言いたいですね。一刻も早くやりましょう(笑)