敬遠してたものへの橋渡しをしてくれる

T.K さん ♂ 20代

・T.Kさんはレッスン開始当初のギター歴、どれぐらいでしたか？
10年ぐらいですかね。
元々John Mayer とか Nothing’s carved in stone とかが好きで…

・最近レッスンでは何を学んでますか？
最近は特にアドリブを弾ける様になる事です。

・レッスンを始めた時もそういったアドリブが弾ける様になりたいって事がキッカケだったんですか？
そうですね、アドリブに限らずなんですけど実際にプロの人から習いたいな、っていうのも元々ありました。何個かホームページとか見て、YouTubeで工藤さんの名前を検索して、何かのクリニックのやつとかが上がってたりとかしてて、それを見てでした。

・実際レッスンを受けていて何が参考になっていますか？
自分が出してる音とプロの方が出してる音が全然違うっていう所がまず最初に参考になった所で、工藤さんは練習への「入り」を作ってくれるっていうか、自分では中々辿り着かない様な所の色んなきっかけをポンポンポンって置いといてくれる。。。
（例えば元々）「オルタード」っていうものも耳にはしてて、本とか読んでも何かちょっとよく分からないなあ、ぐらいだったんですけど、実際に弾いて貰ったらスッと入って来たというか。…そうですね、何かこう、分かんないなあって敬遠してたものへの橋渡しをしてくれるって感じですかね。
あと「ここは皆んなこういうのを積み重ねて自分のフレーズとか曲を作ってる」みたいな話を聞いて、音楽の聴き方が変わったんですよね。

・何となくでも分析しながら聴ける様になったって事ですね？
そうですね、ただ「あ～気持ち良いな」って聴くだけじゃなくて、((ここはスケールっぽく音を入れて、ここはコードトーンぽくなったな))とかっていう、弾き手としても考える様な聴き方に変わっていったので、そういう所は大きい変化かなと思います。

・元々欲しかった知識や技術も満足に学べていますか？
はい、学べてると思います。（自分から）ちゃんと言えば勿論それに対して応えてくれますし、逆に自分の学びたいものがボンヤリしてる時でも、ちゃんとキッカケを提供してくれて、またそこでも「こういうのがあったんだ！」って次の興味とか目標みたいなものも生まれます。

・独学との決定的な違いは感じますか？
「音がまず全然違う」っていう所は絶対独学じゃ学べないなっていうのと、あと本を読んでやってても自分とかもう、最初はフォームとかストロークでも全然出来てなかった、というか…リズムとかピッチとかビブラートとか…最初に来た時は自分がどうやったらそういう音に辿り着けるかも分かんなかったですね。

・出来てなかった…っていうのは自分では分かってましたか？それとも分からずに…
正直（レッスンに来る前は）出来てると思ってたので分かってなかったです。
気付いてなかったので、ここに来て初めて「気付き」が生まれた、というか。
そこはもう独学との差が結構あるな、と思いました。
来ないと分かんないので、自分は（来て）本当に良かったなと思ってます。
絶対、来ない（状態での）1年だったら気付きも全然違ったと思います。

・本人を目の前に答えにくいかもですけど、インストラクターとしての僕にはどんな印象をお持ちですか？
何か…見た目と比べて優しい（笑）

・それ、何かちょくちょく言われる気がします（笑）
あと話をしていて毎回その都度、例えが上手いなというか、凄いそれが分かり易くて良い。気持ち的にも楽っていうか、専門用語が飛び交っちゃうと硬い感じになっちゃうんですけど、割とこう、ふわっと出来るというか…
練習って沢山「これも」「これも」「これも」やんないといけない、って風に思ってたんですけど、「すぐに沢山は出来ないから、ゆっくり、一つずつ」っていうのを仰って頂いて気持ち的に楽になったんですよね。
（例えば）特定の音階の覚え始めだと、それもやんないといけないしコードトーンも…とか色々忙しい様な気持ちになってたんですけど、「時間は掛かっても良いから、着実に一つずつをやっていった方が良い」みたいなお話を頂いて、それで大分こう、気持ち的にも楽にギターを弾ける様になったかなっていう…

・良くも悪くも皆さん固定概念に囚われ過ぎな部分はあるかも知れないですね。
真面目に練習するのも好きだけど上達に悩んでる、っていう人は練習の際に何か一つに対して一生懸命になり過ぎる余り、視野が狭くなっちゃう時があって、そのせいで凝り固まったやり方になりがちなんですよね。僕はそれをほぐす役割だと思ってやってるんですけど、T.Kさん（含めここに来ている人達）にはそれが上手く機能してるみたいで何よりです（笑）

…それ、凄くここに来て良かったなって点で、自分は上手く言えなかったですけど、（インタビューに）まとめて欲しいです（笑）